ボウリングを始めてある程度知識がついてくると、ドリルレイアウトも気になるようになります。今回はそんなドリルレイアウトについてどのような作業なのかを説明しようと思います。
目次
1. ドリルレイアウトとは
そもそもドリルレイアウトとは何か。ボウリングに本格的に取り組もうとなると、まずシューズとボールを購入することになると思います。
ボールも購入した時には指を入れるための穴は開いていないため、これを空ける作業が必要になります。購入したボウリング場で以下のような流れで穴を空けます。
(ボールの購入はよく投げるボウリング場のドリラーにアドバイスをもらうことをお勧めします)
・PAPの計測
・指の大きさ、幅などの計測
・タイプチェック(ボウリング場によってやってくれたりくれなかったり)
→自分のタイプを把握しておいたほうが良いでしょう(Aタイプ、Bタイプ)
※指穴の角度、Aタイプは基本フォワード、Bタイプは基本リバース
・ボールに穴を空ける作業
そして、ボールに穴を空ける前にやる作業がドリルレイアウトを決めることです。穴を空ける設計図といったら分かりいいでしょうか。
例えば購入者がスピードが速く曲がる前にピンに当たってしまうようなら手前から曲がるようなレイアウトをする、その逆であればできるだけピンのそばに行くまで曲がらないようなレイアウトにするといった感じです。
※シューズに関しては、できればパーツの張替えができるものがお勧めです
2. 必要な道具
さてそんな専門的と思われがちなドリルレイアウトですが、少しの道具と自身のPAPがわかれば素人でもある程度できてしまいます。
勿論ドリルする数値について基礎知識は必要になりますが、詳細については以下ページを参考にしてください。
必要な道具は以下の通り。
・コンパス(針を少し内側に折っておくと使いやすい)

・インチが測れる定規(柔らかいやつがお勧め)※かわいい

・直角三角形

・蛍光ペン(赤)
全て100円ショップで揃うと思うので、お手軽です。(インチ表記の定規はもう売ってないかも)
※インチ表記の定規はAmazonで100円で売ってました
3. やり方
では早速やってみましょう。今回はセンターグリップを出すところまでを実践します。またレイアウトは玉なりに強い「4x4x2」とします。また、PAPの位置も5インチとします。
まず最初の「4」ですが、これはPINからPAPまでの距離が4インチという意味になります。コンパスのサイズを4インチに合わせて以下絵の通りに線を引きます。


次の「4」ですが、これはマスバイアスからPAPまでの距離が4インチという意味になります。マスバイアスとはPINと真ん中にあるマーク、一番下にあるマークの内の一番下になります。以下の通りに線を引き、最初に引いた線と交わったところ(赤丸)がPAPとなります。
※対象コアの場合、マスバイアスの表記がないため仮想的に決めますがこれについては後日

最後の「2」ですが、これはPINを中心として2インチの半円を書きます。PAPからこの半円の一点に交わるよう直線を引きます。


最後にPAPから90度の角度で、左に線を引きます。線上5インチの場所がセンターグリップとなります。さらにセンターグリップから90度の角度でセンターラインを引いてしまいましょう。これでほぼ完成です。



あとはメジャーシートに沿ってドリルするだけとなります。メジャーシートはドリルをしたことがあるショップに必ず保管されているので一度見させてもらうとよいでしょう。

4. まとめ
いかがだったでしょうか。意外とレイアウト自体は簡単で、慣れてしまえば数分で穴を空ける手前まで完成させることができます。あとはどの数値にするとどのような動き方をするかは経験値次第となります。(人によって同じレイアウトでも動き方は違うので)
一番良いのは同じ球で色々なレイアウトにしてみると分かり易いと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。