・概要
ExcelのVBAを利用して、セルの書式を変更してみます。Excelを使った自動化処理などの際に役に立つと思います。
・Excelで「開発」タブを準備する
メニュータブ「開発」を開き、「Visual Basic」→「標準モジュール」を実行して以下の通りに設定を実施します。
※開発タブがない場合、Excelの「ファイル」→「その他」→「オプション」を開き、以下の通りにチェックを入れて設定します

以下の通り、メニューから「標準モジュール」を選択して準備完了。

・表示形式を変更する
以下のようにExcelに日付を記述しておきます。

標準モジュール内に、以下を記述します。
#表示形式を指定する
Sub test1()
Range("A1:A10").NumberFormatLocal = "yyyy年mm月dd日"
End Sub
F5キーを押すとVBAが実行され、以下の通り表記が変わります。

その他、書式指定方法は以下表を参照。
書式指定文字 | 内容 |
G/標準 | 標準の表示形式。 |
_(アンダーバー) | _(アンダーバー)に続く文字の幅だけ文字間隔を空けることができる。 |
“ | 「”」で囲まれた文字列を表示する。 |
@ | 入力値を文字列としてそのまま表示する。 |
# | 小数点のいずれの側でも表示形式の # 記号の数より少ない場合に 0 は表示されない。 |
0 | 数値の桁数が表示形式の 0 の桁数より少ない場合に、表示形式の桁まで 0 が付加される。 |
? | 有効桁以外の 0 にスペースが挿入されるため、列内で小数点の位置が整列される。 |
. (ピリオド) | 数値に小数点を表示する。 |
,(カンマ) | 数値に桁区切り記号を表示する。 |
yy | 年を2桁の数値で表示する。 |
yyyy | 年を4桁の数値で表示する。 |
g | 元号のアルファベット1文字が表示される。M,T,S,Hが表示できる。 |
gg | 元号の1文字が表示される。【昭,平,令】 |
ggg | 元号が表示できます。【昭和,平成,令和】 |
e | 年数が1桁で表示される。 |
m | 月数を表示する。1~12が表示できる。 |
mm | 01~12が表示できる。1~9は01~09と0付で表示される。 |
mmm | Jan~Dec |
mmmm | January~December |
mmmmm | J~D頭文字が表示される。 |
d | 日数を表示する。1~31が表示できる。 |
dd | 01~31が表示できる。 |
ddd | Sun~Sat |
dddd | Sunday~Saturday |
aaa | 日~土 |
aaaa | 日曜日~土曜日 |
h | 時を表示する。0~23が表示できる。 |
hh | 00~23が表示できる。 |
m | 分を表示する。0~59が表示できる。 |
mm | 00~59が表示できる。 |
s | 秒を表示する。0~59が表示できる。 |
ss | 00~59が表示できる。 |
[h] | 24時を超える時間を表示する。 |
[m] | 60分を超える分を表示する。 |
[s] | 60秒を超える秒を表示する。 |