Excelを使った業務が当たり前となった現代ですが、意外と関数を使いこなせないことが多いのではないでしょうか。今回は「VLOOKUP」の使い方について解説をします。
・VLOOKUPとは
そもそも「VLOOKUP」とはなにか。それは指定された範囲の1列目で特定の値を検索し、指定した列と同じ行にある値を返します。
VLOOKUPの書式:=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,〔検索の型〕)
・使い方
使用例として、以下表を使います。
水色の「ユーザ名」を順位一覧の順位を検索ワードとして、結果一覧のユーザ名で埋めてみます。

今回は順位に対応したユーザ名を検索させたいので、以下の書式となります。
=VLOOKUP(C4,F4:H10,2,FALSE)
最初の「C4」は順位一覧表の「1」を検索ワードとしています。
次の「F4:H10」は結果一覧表全てを範囲として指定しています。
次の「2」は、結果一覧表から検索された行の2列目の値を返すことを指定しています。
次の「FALSE」は完全一致したものを返すようにしています。
以下の通り、答え「C」が返ってくればOKです。しかし注意しなければいけないことがあります。

この式をそのままオートフィルしてしまうとエラーが発生します。

検索値が一つづれることは都合がいいのですが、検索範囲もずれてしまうと困ってしまいます。

これを解消するために式を「=VLOOKUP(C4,$F$4:$H$10,2,FALSE)」に変更します。
これは指定した値を固定するという意味です。これで一覧表は完成ですね。

・まとめ
いかがだったでしょうか。Excelを使う上で欠かすことのできない関数となりますので、キッチリと基本を押さえておきましょう。本記事がExcel利用者の知識になれば幸いです。
最後まで読んでいただきたいありがとうございました。