Python pyautoguiでWindwosのコマンドを実行してみた

Pythonで自動化といったらpyautoguiを思い浮かべる人は多いと思います。今回はpyautoguiを使ってWindowsのコマンドをいくつか実行してみました。


・実行してみるコマンド

実行するコマンドは、一度は使ったことがありそうなものを選んでみました。

 ・ipconfig:IPアドレスを確認する時に使う

 ・arp:IPアドレスとMACアドレス一覧を見たいときに使う

 ・netstat:現在どのような接続があるか確認する

 ・ping:疎通確認を実行する時に使う

 ・shutdown:パソコンの電源を落とすときに使う


・実行させるための準備

ご自身のPython環境に「pyautogui」をインストールしましょう。

コマンドプロンプトから以下コマンドにてインストールします。


pip install pyautogui

※プロンプトはWinボタン + R で「ファイル名を指定して実行」が開くので「cmd」と打ち込んで実行


・実行してみる

では早速実行してみましょう。以下のようにコードを記述して「test.py」として保存します。


import pyautogui as pg
import time

pg.press("win")
time.sleep(1)
pg.write("cmd")
time.sleep(1)
pg.press("enter")

time.sleep(1)

pg.write("ipconfig /all")

time.sleep(1)

pg.press("enter")

コマンドプロンプトから以下コマンドを実行することで「ifconfig」が実行されます。


python test.py
#test.pyはフルパスで指定します

全てのコマンドを以下の通り記述して「test.py」に保存します。


import pyautogui as pg
import time

pg.press("win")
time.sleep(1)
pg.write("cmd")
time.sleep(1)
pg.press("enter")

time.sleep(1)

pg.write("ipconfig /all")
pg.press("enter")

time.sleep(1)

pg.write("arp -a")
pg.press("enter")

time.sleep(1)

pg.write("netstat -an")
pg.press("enter")

time.sleep(3)

pg.write("ping -n 1 8.8.8.8")
pg.press("enter")

time.sleep(3)

pg.write("shutdown /?")
pg.press("enter")


全てのコマンドを流れ作業として自動実行されたと思います。

※上記を実行してうまくいかない場合は「time.sleep」の値を大きくしてみてください

今回の内容は自動化を行う上で基本的な内容となりますので、是非覚えてしまいましょう。


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