・概要
pythonを使ってツールを連携させたり、自動で稼働させるときに必要になる場合がある座標。今回はその座標の取得方法を記述します。
・準備
今回は以下のモジュールを使って、座標の取得をしてみます。
pyautogui
実行環境は以下の通り。
・python 3.8.5
・PyAutoGUI 0.9.52
※モジュールがインストールされていない場合、pipを使ってインストールします
pip install pyautogui
・やってみる
まず「pyautogui」からやってみましょう。以下の通りにコードを実行してみます。
import pyautogui as pg
pg.position()
#Point(x=402, y=845)
すると現在のマウスポインタの位置をx軸、y軸で返してくれます。
※x軸=縦、y軸=横
マウスを色々動かして実行してみると分かり易いかもしれません。
・線を引いてみた
引き続きpyautoguiを使って、ペイント上に線を引いてみます。
まず以下のようにペイントを開いておきましょう。

次に座標を取得します。開いているペイント上で、適当に取得します。今回は以下のように座標を取得しました。丸の部分にマウスをポイントしてコマンドを実行します。
pg.position()

Point(x=1177, y=467)
Point(x=1722, y=467)
※取得される値はユーザ環境によって変わります
続いて、線を引いてみましょう。以下の通りコードを記述し、「test.pyw」として保存、ダブルクリックで実行します。
import pyautogui as pg
pg.click(1177, 467)
pg.mouseDown()
pg.moveTo(1722, 467, 1)
pg.mouseUp()
以下の通り線が引けたと思います。
