クラウドサービスAWS上サーバ(EC2)の性能を上げたり下げたりする方法(スケールアップ・スケールダウン)

AWSのインスタンス、いわゆるサーバはスペックをいつでも変更することができます。通常物理的にサーバを購入する時には、利用するシーンに合わせてサーバスペックに頭を悩ませた挙句、オーバースペックでの購入を余儀なくされるパターンが多いと思います。今回はそんなサーバスペックを簡単に変更できますよっという内容です。


目次

  1. スケールアップ・ダウンとは?
  2. メリット・デメリット
  3. やり方
  4. まとめ

1. スケールアップ・ダウンとは?

そもそもスケールアップ、スケールダウンとはなにか。それはいつでもサーバのスペックを上げたり下げたりすることです。以下のようなイメージになります。

ユースケースとしては、システム運用後性能を確認し過剰であればスケールダウンを検討、不足していればスケールアップするという流れとなります。

構築したサーバを運用後、スペックが足りないもしくは過剰だと判断できる場合にいつでも変更することができるのは便利ですよね。


2. メリット・デメリット

メリット

 ・初期構成を「とりあえず」で考えることができる

 ・用途に適したサーバを選択できるので、費用を抑えられる可能性がある

 ・運用後、ユーザ増加によるスペック不足を解消できる

 ・サーバを増加させたときに、スペックを下げることもできる

など

デメリット

 ・運用後変更する場合、手順を準備しておく必要がある

 ・資産管理が煩雑になる可能性がある

 など

利用している環境、運用方法によって変わることはありますがだいたい上記が当てはまってくるのではないでしょうか。


3. やり方

設定方法はインスタンスをリストアする方法そのものです。流れとして以下で進めます。

 ・イメージ取得
 ・インスタンス起動
 ・切替え

まず対象インスタンスのイメージを取得します。以下ページの項番2を参考に取得ください。

続いて、作成したイメージをもってインスタンスを新規に起動します。上記ページの項番3を参考に立ち上げますが、選択するインスタンスをスケールアップであれば大きいもを、スケールダウンであれば小さいものに変更します。

インスタンスの起動、動作確認まで完了できればあとは実際に運用しているサーバとの切替え、もしくは追加の作業を実行します。

切り替え作業は環境によってことなるので、ここでは割愛します。


4. まとめ

いかがだったでしょうか。スケールアップ・スケールダウンと聞くとなんとなく設定が煩雑で大変そうですが、実のところはバックアップからリストアするだけということが分かったと思います。

注意点は運用中に変更することになります。環境により異なりますが、基本的に無停止で変更できる方法を手順化する必要があります。例としては

 ・必要があれば事前告知
 ・インスタンスイメージ取得
 ・新規インスタンス起動
 ・外部からの動作確認
 ・切替えもしくは追加作業

という流れになると思いますが、適宜運用環境に合わせる必要があります。作業自体は難しくはないのですが、運用面も考慮して作業するとよいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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