ボウリング 今から始めるローダウン 若くても、年を取っていても理屈がわかれば老若男女問わずにできる

今回はボウリング投法の一つであるローダウンのやり方初級編として、回転をかけて転がす感覚を身に着けていただけたら幸いな内容になっております。

もしこれからローダウンを始めたいと思っている方がいたら是非参考にしてください。


目次

  1. ローダウン投法とは?
  2. 前準備
  3. 投げ方
  4. まとめ

1. ローダウン投法とは?

そもそもローダウン投法とは何か。英語っぽい名前ですが、日本語みたいなものです。なので日本のボウリング場では会話が成り立ちますが、誤って海外で使うと「なんやねん」となります。

ローダウン投法とは簡単に「速度が早くてよく回る玉の投げ方」となります。プロボウラーですと以下の選手が該当すると思います。

 ・永野すばるプロ

 ・金子俊之プロ

 ・宮城 鈴菜プロ

 ・山下昌吾プロ

 ・近所のおっさん

   etc

本件ではローダウン投法がどういうものか体感できるまでを目指します。


2. 前準備

では早速準備をしましょう。まず知っておかなければいけないことは自分のタイプです。

以下ページで4スタンス理論について解説をしています。自分がAタイプかBタイプかを確認しましょう。

ここを怠るとローダウン習得までの道のりが茨になります。

とても簡単なタイプ診断としては、ボールを持つときに掌にくっついているほうが投げやすい人がBタイプ、指先でつまむように投げるほうがやり易い人がAタイプとなります。

3. 投げ方

1.リリースの感覚を養う

最初にボールが手から離れる感覚を養います。ローダウンではリリースする時の感覚がボールを下へ転がしてあげる感じになります。これからローダウンを始めようとする方はおそらくボールをひっかき上げるように投げている方が多かったと思いますので、まずはこの感覚を身に着ける必要があります。

練習方法としてはボールを中指、薬指のみ差し込んで、手首を丸めて両手で持ちます。(親指は入れない)
この手首を丸めて持った状態を「カップリスト」と呼んでいます。

助走なしで、振り子運動をしながらボールを転がします。イメージとしてはフリスビーを優しく投げる感覚と似ています。

この時Bタイプの人は手のひらから転がっていく感じ、Aタイプならば指先を伝って転がっていく感じになります。あとはこの感覚を覚える為にひたすら繰り返します。

2.親指も使ってリリース感覚を養う

次に親指を入れた状態で同じことを繰り返します。注意点は力を使ってむりくり投げないことです。あくまでボールの重さを利用して転がしてください。

3.片手できっかけを作る

次に片手で同じことをやりますが、普通にやっては「カップリスト」を作ることができません。

なので、以下の方法できっかけを与えて「カップリスト」を作れるように練習します。(代表例であり、他にもやり方はあると思います)

 ・肘を使う

 ・肘を使い手首を意識

 1.肘を使う

まずは肘を使う方法について。こちらはBタイプの人がやり易いもので、リリース直前に肘を曲げることで「カップリスト」を作り、あとは転がすだけです。

イメージとしてはダウンスイングが始まったところで肘と背中の間に木が一本挟まることで肘が曲がる感じです。その木を肘を優しく伸ばして折るイメージでリリースします。ポイントは手首に力を入れてはいけないことです。ここで力が入るとそもそも「カップリスト」ができなくなってよくわからないリリースになってしまいます。

 ・理屈っぽいの

Bタイプはカップリストを強く意識しなくてもボールの重さで自然とカップリストができます。理由はボールと掌を密着させているためです。手首に力さえ入っていなければ、肘を曲げた時の反動で掌がボールの下へ自然と入るためカップリストになるのです。

参考:Bタイプはボールの各指の角度を「リバース」にすると密着感が増して投げやすい

 2.肘を使い手首を意識

次に肘を使い手首を意識する方法です。こちらはAタイプの人がやり易いもので、リリース直前に手首を柔らかく使うことで「カップリスト」を作り、あとは転がすだけです。

イメージとしてはダウンスイングが始まり腕が体の真横に来たところで肘を軽く曲げます。(Bタイプより人呼吸遅い感じ)曲げた時の反動を利用して手首を柔らかく動かして「カップリスト」を作り、あとは転がすだけです。Bタイプと違って少し意識して作ることがポイントとなります。

 ・理屈っぽいの

Aタイプはボールと掌に遊びがある方が投げやすく、カップリストはその遊びを利用して作ります。肘を曲げた時の反動と遊びを利用している為、簡単にカップリスト作り易いのです。

参考:Aタイプの人はボールの各指の角度を「フォワード」にするとつまむ感が増して投げやすい


4. まとめ

いかがだったでしょうか。Aタイプ、Bタイプでやり方が異なる理由が何となくわかってもらえたでしょうか。

参考情報にはなりますが、ドリルレイアウトもAタイプ、Bタイプで大分違うのでこれを機会に変更してみることもよいことと思います。(レイアウトが極端に合っていないと指を痛めやすいです)

ある程度投げるスピード・回転がまとまってきたらPAPの再計測、レイアウト変更はやったほうが良いと思います。大体の人は回転軸が変わっているからです。

ちなみにPAPの計測は年に一回くらいやることをお勧めします。(特に最初のうちはころころ変わる)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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